サロン用予約システムの選び方

美容室やエステサロン、理髪店、ネイルサロンなど、サロン用予約システムについて、たくさんあってどれがいいか選択にお困りではないですか。

まず、なぜ予約システムがあった方が良いかは、こちらの記事「サロン用予約システムはなぜ必要か」をご覧ください。

そして、ホットペッパーや楽天ビューティなどの広告型のポータルサイトとすべきか、独立型のシステムとすべきか、その判断についての考え方は、こちらの記事「 サロン用予約システムの比較、お勧めのシステムは?」をご覧ください。

前回のこの記事では、高額な広告型ポータルサイトに契約して、大企業のフランチャイズ店のようになってしまうのではなく、独自の予約システムをホームページに導入することのメリットについてお伝えしました。

しかし、独自の予約システムとして、いろんな業種に使える汎用的なシステムをご紹介してしまいましたので、実際にサロンが採用されるには、このような汎用型のシステムは、あまりよくないということを、今回はご説明したいと思います。

サロン用に特化した予約システムを選択しよう

なぜ、サロン用に特化した予約システムが良いか、その理由は次の通りです。

○ サロンは、設備だけでなく、スタッフに紐づいた予約がなされるから。

○ 一日の時間帯別に、スタッフ(さらに設備や技術)ごとに予約枠が二次元に配置された見やすい一日の予約管理スケジュール表機能がないと困る。

ここに書いた二つはコインの裏表のような同じ話ですが、サロンは、その時間帯にいるスタッフが施術等に対応するため、スタッフの人数に応じた予約管理のスケジュール表が表示される必要があります。

一方、会議室やスクール、クリニック等何にでも対応できる汎用的な予約システムは、予約管理表が週単位になっていたりします。

また、予約が単にリストとして並ぶだけで、何時に予約が入っているのか、一目瞭然というわけに行かないことがありますので、注意が必要です。

すぐに使い始められれば、本当に良いでしょうか?

「1分で使い始められます」など、簡単に使い始められることを謳い文句にしているシステムがいくつかありますが、これも問題です。

予約システムは、業務管理の中心的位置を占めるようになりますから、そんな数分で使い始められるかどうかなどということは全く重要な話ではありません。

考えてもみてください。

まず、お客様にはメニューを選んでいただく必要がありますから、メュー設定が必須になります。

また、どの日のどの時間が空いているか、そこから日時を選んでいただかねばなりません。スタッフが何人出てきているかも重要となります。

ですから、最低限、メニュー設定や、営業時間等の設定、スタッフのシフト等の情報は必要になってきます。

ですから、「簡単である」という宣伝文句にあまり惑わされない方が良いです。

末長く使っていくシステムですから、一つ一つの機能を十分吟味する必要があります。

一緒にホームページも作成できれば、便利でしょうか。

これも、サロン用予約システムを検討されている方には、安直すぎます。

今度開くイベントのホームページをサッと作りたいというような人にはちょうど良いでしょうが、美容室などサロンを開業し末長く経営しようという方が、ホームページも一緒に作れるから便利と考えるのは安直すぎるでしょう。

せいぜい、スタイリストやエステティシャンが一人だけの個人経営で将来増えることもなく、ホームページ作成費用をできるだけ抑えたいというサロンに限られるかと思います。

予約システムは、ホームページにリンクをつければそちらに飛びますから、ホームページに載せるということは、大して困難な話ではありません。

勘違いなさらないことが大事だと思います。

いろんな業種に対応できるシステムの方が良いとは言えない

色んな業者に対応する汎用的な予約システムは、大は小を兼ねるで悪いはずがないと考える方もおられるかもしれません。

しかも、そのような汎用的予約システムは、数多くのところで使用されているので、一番実績があるから信頼が置けると思われるかもしれません、

しかし、それはおそらく間違いでしょう。

例えば、「会議室」用にもその予約システムが使われるとしましょう。

一つの会議室は一日にせいぜい数回使われるだけです。

スタッフとは何の関係もありません。

基本的に表示の仕方からして異なるはずです。

今度は、「クリニック」など医療系でその予約システムが使われるとしましょう。

医療系の場合は、ご存じのように、「順番予約」の考え方があります。特定の時間枠を予約するのではなく、順番を予約する方式です。

もし、サロンの予約システムに「順番予約」がどうのこうのという説明が出てきたら、読むだけ面倒臭い、全く関係のない話です。

三つ目として、「習い事」用にその予約システムが使われるとします。

「習い事」は通常月謝制です。

しかし、美容室やエステサロンなどにとって「月謝制」という概念は無縁です。

予約システムの説明に「月謝制の場合は・・・」などという説明が出てきたら、どう思われますか?

読み飛ばせばいいのでしょうが、解説書にもそのような話がたくさん出てきて、問い合わせても「月謝制ですか?」などと問いかけられたら、「あ、契約した予約システムを間違えた」と思ってしまうのではないでしょうか。

サロンのように、設備だけでなくスタッフと紐づける必要があり、きっちりとした時間枠制で、通常料金は施術後支払う業種には、その業種独特の問題やニーズがありますから、あまりに「どんな業者でも対応できます」というようなシステムでは、相談にも乗ってもらえないのがオチです。

サロン用に特化した予約システムを導入しよう

以上、ご説明したように、サロンには、サロンに合った、それに特化した予約システムを導入されるのが賢明であると思います。

「サロン用予約システム」で検索すると、たくさん汎用的なシステムがヒットしますが、読んでいくと、中には、「イベント管理」とか、「イベントタイムライン」とか、「セミナー管理」とか、何の話をしているんだろうと思ってしまうことがあります。

これは、汎用的な予約システムを扱っているその会社が、美容室などサロンにも使ってもらおうと、記事のタイトルを「サロン用予約システム」とまるで、サロンに特化したシステムであるかのように見せているからに他なりません。

検索にできるだけヒットするように、間口を広くとっているのでしょう。

しかし、実際には、サロン用に特化した予約システムではありませんから、説明を読んでいるうちに「うん?」と思うような説明が出てきたりするわけです。

まずはサロン用に特化したシステムとして、どのようなものがあるかをリストアップして、その中から機能を慎重に比較し、値段についても考慮しつつ、選択する必要があるのです。

まとめ

今回は、大手の汎用的なシステムは、注意しないとおまりよくないのではないかというお話を書きました。

「無料」、「すぐ始められる」、「ホームページも作れる」、「どんな業種にも対応」、「非常にたくさんの使用実績がある」などの宣伝文句だけに踊らされて、とりあえず導入してみようと考えるのは、よくありません。

機能をしっかり吟味して、サロンの業務・運営にマッチした予約システムを選ぶのが良いと思います。

そのようなサロン用に特化した予約システムにどのようなものがあるか、どれを選ぶのが良いかについて、また後日記事をまとめたいと思いますのでご参照ください。